僕は神様/はじめ
完全に自信が欠落していた。「…だ、だから、その股の盛り上がったところから血が出てきたってことは、ア、アカリはパパ達大人の仲間入りなったんだよ…。お、おめでとう……」
それを聞いていたアカリは、形の整った唇を暫く縦に楕円形に広げていたが、
「……そうだったんだぁー! アカリ、ずっと前からこの?セイリ?っていうのが出てたんだけど、アカリもしかしたら病気っていうのにかかっちゃってたらどうしよう、って思ってたりしてて、なかなかパパに言えなかったの……なぁんだ、大人になった証だったのか、心配しちゃって損したよぉー!」
アカリに笑顔が戻り始めた。
「…ハハハ、び、病気なんかじゃないよアカリ……
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