僕は神様/はじめ
 
うやく命を終えた後も永久に罪を背負い続け、いつ終わるかわからない刑期を時間をかけてゆっくりと償っていかなければならないのかもしれない。その間はこの牢獄のような空間にずっと閉じこめられるのだろう。僕に科せられた仕事は、ここで暴れたり、抵抗することなく、ただ、時と呼べない時が過ぎるのをただじっと待つだけだ。随分色々細々と大したことの無い断言をしてきたが、どれか一つは必ず当たっているに違いないと、僕は一人でうんうんと頷いていた。しかしいくら納得したからといって、この先僕はどうしたらよいのかという解決策は全く見つからず、ぼんやりと表情一つ変えない四次元空間を眺めていた。
 
 
 大きな欠伸を二つ三
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