僕は神様/はじめ
僕はこの空間に留まり続けなければならないのか。例えば現世にある僕の肉体の寿命が残り七十年ならば七十年間、僕の意志はここに居座ることになるのではないだろうか。…七十年。ここには時計もカレンダーも無いし、もっとも時間という概念は存在しないのかもしれない。どっちみち現世で僕の肉体が朽ちた時、僕は真にこの牢獄から解放されるのかもしれない。しかしその逆に手術が大成功し、再び現世で息を吹き返してしまったとしたら僕はどうなるのだろう。この場合のケースについては断言することができる。僕はほぼ間違いなくかなりの確率で脳や体の各器官に異常や障害をもって今後の人生を過ごさなくちゃならなくなるだろう。なんせ、校舎の屋上か
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