僕は神様/はじめ
にやっている。もう寂しさとか孤独感を通り越して、一匹の人間の、こういった状況に置かれてもがき苦しんでいる人間を演じることに快感を得、それに没頭しているのだ。
今、この世界に誰かがひょいとやって来て、僕が絶望の淵でたたずんでいる様子を見たとしたら、その人いや、やって来るすべての人々が僕のそばに寄ってきて、見事な同情の粉を僕の哀れな心に振りまいてくれるだろう。
?どうしたの、何か辛いことでもあったの?、と。すると僕はこの役に長い間どっぷり浸かったまま、心の奥に今まで起きた悲しい思いを映し出す。すると、それは表情にも反映されて、僕は相手に向かってそっと静かに語りかける。話を聞き終えた相手はしばしの
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