トロイメライ/モーヌ。
 
 いう

ずっと ずっと 見つめて いた

ぼくらの くらい 実存を 解き ほごうと...

天上の 陽ざかりの 記憶を 封印 するのに

鼻の したの くぼみは 天使が 押した

指腹の 痕だと いうのだ けれど

エーテルの カスタードを 口に つけた

面差しの 青みの かかる さまよい には

まだ 人間化 していない あふれる ばかりの

言語の かけらが ただよって いるよ

ようやく まっさらに 読むことが できる

死なない 理由と 知恵と わかさが

どこにも 消え去りは しないことを





こんどは ぼくが クリス
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