シリ・カゲル氏/シリ・カゲル
有袋類の先祖みたいだ」
またもや手帳に×を書き込む
その後も何人かとデートを重ねたが
なかなかめぼしいパートナーは見つからず
そして、いよいよ最後に再会したのは
芸大時代にアルバイト先で
知り合った遊び仲間のひとりで
シンプルな生き方を好み
友達の多い、よく笑う、大食らいの女性だった
シリ・カゲル氏は直感的に
「彼女は、激流でも飽きずに鮭をつかまえ続ける
クマのように人生を楽しめる人だ」と見抜き、
「彼女こそコラボレーション相手に相応しい」と考えた
その後、何回かのデートを重ね
一緒に海外旅行にも行き
いよいよ結婚を申し込む段階というときに
シリ・カ
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