シリ・カゲル氏/シリ・カゲル
かった
しかし、シリ・カゲル氏は
すぐに彼女の本質を見抜いてしまった
「とてもフォトジェニックな女性だけど、
消費するだけで生産することを知らない
まるでゲームセンターの隅で稼働を続ける
パックマンの剥製みたいだ」
いつも使っている手帳に×印を書き込む
次に再会したのは
ロハスショップのプロデュースをしたときに
知り合った女性で
自分を磨くことに余念がなく
地球環境にも関心を払っていた
しかし、シリ・カゲル氏は
すぐに彼女の本質を見抜いてしまった
「とてもインテリジェンスのある女性だけど、
疑うばかりで信じる気持ちを持たない
まるで絶海の孤島に取り残された
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)