フリーダム渦巻きバレエ団/カンチェルスキス
 
寄ってこないようにペットボトルの水を何本か置いてこよう。そうすりゃ彼女のおばあさんもきっと喜ぶだろう。おれは人が喜ぶ顔が見るのが好きなんだ。でも、おばあさんが喜んでるかどうかはちょっと確かめられないけど、それは自由おばあさんだ。何の問題もない。そうだ、そうだ、おれはただ楽しめばいい。そしておれは、コップをテーブルに置き、自由爪楊枝でシーハーしながら、NHKの連続テレビ小説の来週のヒロインっていくつだ?とか考える。いくつでもいいじゃないかという答えを導き出すと、足を組んだ空気椅子をやめて、立ち上がって、少しふらつきながら、レジまで歩いていく。行きずりの女だけど、なぜか声がたまらなく聞きたくなって、お
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