僕ら、友達だったのかな?/うおくきん
 
に客のいないゲーセン、僕らのもの、のよーな気がした。
おそろいの制服のポケットには50円玉がじゃらりぎっしり、いつものこと。
さあ、コイン投入、殺しあおー。
僕は中華屍体少女、君は悪魔少女、2人でえんえん殺しあい、殺しても、殺されても、それでもえんえん笑っていられたね。
夕方になってほかの客がガヤガヤやってくると、僕ら、ドッチが連勝できるか競いあったね。
ソレもまた楽しかった。
気を使うことなく思いっきり殺せるから、確実に残酷に殺伐と残酷にハメ殺す。
君の応援のおかげで33連勝したのをまだおぼえているよ、バーチャルリアリティな虐殺。
僕は悲しくなった。

僕が初めて君のウチに遊
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