途方もないまばたき/捨て彦
がいいな
若さは早い
喉から発生する空気の色をした何かが幸い踊りを歌う
午後とかはハツラツとして、内臓がぶくぶくと泡立ちそう
五箇条、放課後に納得するんだそれですぐにつぎのあさ
左右
惚れている右の手
たそがれている右の手のそれはもう限りない景色
牧場に似た顔面でキミと一緒に話し合うおれもキミも内臓を垂れ流しながら
そしてビルの間からは殺伐という話題が消え去って
その代わりそれとは別のなにか
話題を
はなしして
ずっと前病院の中
目線で会話をしました
注射がスローモーションに見えたことがあると
レントゲン室のえらいひとが言いますだから今すぐ家に帰らせてくださ
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