途方もないまばたき/
捨て彦
ださい
ふたつになって
離れ離れになって
決してメガネをとられたんじゃない
剥がれ落ちたんじゃない
ましてや、姉さん、ちょっとまった、
流血しながらなお止めない
瓦礫の臭い人間とその周辺
わからないと怒鳴られ涙目になって
それでもまだ循環していたい
若葉に
ほどなくして頑丈にプレートが取り付けられた
その一部をくいるように見ていると
その横を通りがかった人民が
なし崩し的に
いろいろな事態を引き起こしついに明日雨がふった
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