ぐるぐう/soft_machine
りとして
重なりそうな足元にくる
胸、目ざめるふりすれば
試験場までの無限軌道
しっぽに風の旅宣言
けれどテレピンの瓶をゆらす仕草は
北向きからの光が反射していて
お前はそのまま
魅せられていていいんだ
扉はいつだって開いているんだ
俺には立派なすき間
お前にはじゅうぶんすぎる門
この部屋がどうにも気にいらない
お前の母親だって
ツナ缶のお礼と言って
もぐらをもってきただろ
もぐらは鮪なんかより
ずっと名誉で貴重なものだ
そう、ひたいいっぱいに書かれてあった
バイラークのタッチがお気に入りなのは
俺だっておなじさ
カーテンよじのぼった瞳は破けに
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