バカバカしく人生を浪費せよ、私よ/佐々宝砂
。炎をより綺麗に鑑賞するために、わざわざ夜中に焚き火する。はたから見るとアブナイヤツだなあ。でも火のそばには水入りバケツを用意してある。いちおう、そのへんは配慮している。
他に実行しているバカバカしいことは、とにかく寝ること!である。ただ寝るのではなくとにかく夢をみるよう努力して寝るのだ。なんのために? 夢がおもしろいからで、他に理由はない。寝て、焚き火して、ああ忙しい(バカだなあ)。虫が飛び交う季節になると私はもっと忙しい。そのへんにいる虫をいちいち図鑑と首っ引きで同定する。なんでそんなことをするかって・・・わかりまへん。単なる趣味です。意味ないです。そのへんに生えてるどーでもよさげな草も
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