バカバカしく人生を浪費せよ、私よ/佐々宝砂
 
のがなくなると、夜中にこっそりご近所の共同木材捨て場である土手に行って、そーっと木材(木を剪定して出た枝や廃材など)をちょうだいしてきて自分ちの庭で焼く。別に犯罪ではない。どーせ木材捨て場の木材はあとで誰かが(特に誰とは決まってない)その場で焼くのだ。しかし私はあえて自分ちの庭で焼く。なんで木材置き場で焼かないのかとゆーと、木材がありすぎて炎がものすごく大きくなっちゃうからだ。それではひとさまの迷惑になる。迷惑はかけたくない。でも焚き火がしたい。うちには燃すもんがない。というわけで木材をちょうだいする・・・てなことになるのだった。なぜ焚き火をするかって、そりゃ炎がきれいだからだ。他に理由はない。炎
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