王女メリサ3/atsuchan69
 
 そう言って、にこやかに口元をゆるめました。
エスターは首のネックレスに手を触れながら、とつぜん、
「メリサ。わたし教師を解任されました」
 そう言いました。
 王女は瞳をまばたかせ、
「ああ、それは。どうしてですか?」
 確かめるように言いました。
「わかりません。でもこれがいけなかったのかも・・・・」
 エスターはピンクに煌めくネックレスを、すこし持ち上げてみせます。「これね、とても気にいっているのよ。わたし」
「いかないで。エスター! わたしひとりになるわ」
「わたしも。もう少しいてあげたかった」
「ああ、こんなとき・・・・こんなとき泣けたらいいのに!」
 メリサはエ
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