ロンリー症候群/はじめ
 
 眠ろうかそれとも詩を書こうか考えた
 結局詩を書くことにすることに決めた
 暮夜のこの時間はこの曲を聴く耳以外静寂に満ちている
 この中で僕は歯で曲のリズムを刻みながらキーボードを打っている
 冷たい風が僕の両肩を優しく通り過ぎて落ちていく
 電気を消してみる
 静寂さはさらに増し
 闇が黒幕のようにゆっくりと降りてくる
 一瞬視界がなくなる
 僕は恐怖を思い出した
 誰かに殺されるということ
 僕はその恐怖をゴクリと飲み込み
 心の中の底に貼り付けておいた
 闇にすぐ目が慣れてくる
 パソコンの画面の光のお陰で
 僕は身を縮め込み体を暖める
 闇に浸っていると冷
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