ガラクタ/三架月 眞名子
 
ボクと一緒にいるためのガラクタ"}



ほら

存在理由が生まれた

もう無意味じゃないよ・・・


そうやって

ボクはガラクタたちに近づいて

ガラクタたちを利用した

ボクが独りぼっちじゃなくなるために

もう寂しくないように

利用したんだ

優しさでも慰めでもなく


ボクが抱えたものは

ガラクタだけじゃなかった

罪悪感という

もっと重厚なものまで

抱きしめてしまった

重くて重くて手が千切れてしまいそうだよ

なんて滑稽な一人芝居

さぞガラクタたちも笑っているだろうと

涙目で覗き
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