詩集BLUE ROSE/流希-Яuki-
 
二百年振りに眺めた夜景
何時しか
永遠と呼ばれる夢を見ていた

扉をもう一度開けてみた
風が流れ
息吹が心に

ずっと待ち望んだ“明日”

空の上に消えた過去
想いは此処に

S天よS
S私はS
S再びS
S空をS
S見たS


新しい今
Second Story





White Noise



誰もが感じている
接触を拒む壁が誰にでも…

「遮る瞬間」

白い閃光が脳内を走り
擬似的な音を繰り返す
視界から塞ぎ始める
電光が一つシナプスに
歪な棘を刺す

目の前で隠された閃光
脳裏に刻まれ白となり崩壊へ
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