影/yoshi
笑っているようにも見えました
仕事で何かあったんだろうか
オフィスの中の事を知る事が出来ない私は
とても心配しました
だけど私は思いました
私が心配をしたところで
あなたの力にはなれない
あなたを想っても想っても
あなたは私には気づかない
私は太陽が沈みかけたとき
街灯の灯りにうっすらと照らされながら
頑張ってあなたの側に居続けました
消え入りそうな私は
憎らしく思った事
愛しく思ったことをいくつも
思い出していました
だけど私は
やはり
あな
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)