絵描きを夢見て、詩人を目指した/雨露 流
 
たに過ぎない。

見方を変えれば、私自身の思考の整理にすぎない行為だ。
詩を書こうとしたその時、頭に浮かんだものが例えば恋愛に関するものなら“恋歌”が生まれるでしょう。


今、ここで綴られる文章の終りは私には見えていない。


これは詩に対する私の思いの独白。
ただ“詩人”という存在に憧れていただけの私の自己主張。
この行為の意味、この文章の意味。それは“記号”の持つ意味を超えなければならない。

私がここに打ち込まれた“記号”に思いを込めない限り、“記号”は世界が与えた意味しか持ち得ない。

愛は愛であり、辞書にその意味が記されている。
私はこの“記号”を使い、
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