絵描きを夢見て、詩人を目指した/雨露 流
い、“文章”を組み立てる。
「君を愛した でも それは幻想
私は誰も愛せない
窓の無い部屋で膝を抱えてるだけだから
傷つくのが怖い 君に傷つけられるのが怖い
臆病な私は愛を渇望するふりをして 拒絶する」
この“文章”は詩なのか。
この文章に私の意思は含まれていない。単純な連想で書いたものである。
こういった行為を繰り返し、私は気づいたのだ。
それは私自身にとっての“詩作”という行為の在り方。
“詩作”とは
「“記号”の持つ意味、それを超えた“思い”を“記号”に込める作業」
作業、
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