僕はこの世界の果てで/ジム・プリマス
僕には
それは、とても脆く見えるんだ
それはまるで
堤に出来た
小さな亀裂のように
今にも崩れそうで
千尋の谷に架かった
今にも朽ち果てそうな
丸木橋のように
今にも壊れそうで
とても、とても脆く感じるんだ
でも、それがどんなに脆くても
僕はそれを求めることを
諦めることが出来ないんだ
僕はこの世界の果てで
君を待っている
希望という言葉を
君は信じているのかい
僕には
それは、とても儚く思えるんだ
それはまるで
空から降ってくる
ひとつとして
同じ形のない
雪の結晶が
手のひらの上で
[次のページ]
戻る 編 削 Point(8)