わたしの好きなうた/相良ゆう
 


私たちはいつの間にか 誰に言われた訳でもなく
このような「夢」を胸に抱いて生きているのではないでしょうか。

それは人が死ぬまで抱き続ける「果てない夢」なのかもしれない。
と、私はふと思ったりするのです。
求める心が求める心を加速させて、求めることが求めることを求めさせるような。
「果てない夢」という言葉は、そんな人の欲望を象徴しているような気がしているのです。
そして人はその「夢」からは決して醒めることができないのではないか。
何かを求めるたびに私はしみじみと感じてしまいます。



そんな「果てない夢」が「終わりますように」と祈っている。
叶いますようにと望ん
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