メールロボの幸福/ふるる
いた「痛いよメール数」カウントしています。君が記録更新中だよ。」
「ローヤさん、妹さんの病気はどうですか。お母さんが病院から戻って来れなくて淋しいでしょう。お母さんも淋しいんだと思います。またメールを下さいね。」
「セドリックくん、もうメールしない、とあったので、残念に思っていましたが、またメールをくれて嬉しいです。僕はロボットなので、嬉しさを「感じる」ことはありません。それは前回までのメールで何度もやりとりをしました。でも僕は君がメールをくれたら「嬉しい」と書くでしょう。その感情があろうとなかろうと、真実だろうと嘘だろうと、君が信じようと信じまいと、何度でも書くでしょう。」
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