星屑の停車場にて/ダーザイン
に青春を賭けてきた俺としては
永劫回帰を証明する近年の天文学者の観測結果は不満
よって宇宙はいずれ擦り切れると仮定してみる
二.星屑の停車場
世界の果てへの旅の途上
星屑の停車場で膝を抱え
私はバスを待っています
来るはずのない青いバス
道は草むらの中に消えて
草原は海中に溶け込んで
夜花を照らす星々の灯り
貴女の姿を見失ってから
ずいぶん時が経ちました
遥かな岸辺の波打ち際で
化石している鳥達の飛影
永遠に触れた旅の思い出
三.カマイタチ
初雪が舞う峠を飛ばしながら、ぼんやりと「不明」の言葉を反芻していて
一瞬、虚無が左眼の奥で炸裂し、
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