「決して眠れない夜のメランコリックな散文」/朽木 裕
 
ムダでしたね、って笑う、死んじゃえば終わりだもんね、期限付きじゃない逃げだもんね、もう戻らない、、、仕事できない女がいたねって、やるべき事できない女がいたねって、頑張ってるんだろーけどどうしても暗い女がいたねって、いつか云われてすぐにこの世から消える、心も身体も全部消える、なくなっちゃえばいいのに、思い出とか記憶とか全部全部、私がこの世にいたこと知ってる人は全部忘れちゃえばいいのに、そうしたら楽なのに、こんな私を愛してくれる人がいる、いるから、死ねない、逃げられない、立ち向かうしかない、変われない自分に、辛い 辛いよ、逃げたい、死にたい、消えたいよ、自分のことを負の感情でしか語れない女を好きでいる
[次のページ]
戻る   Point(2)