詩と詩論(その一)/生田 稔
 
その他のもので知った以外はこれらの詩人の詩には接したことはない。この七人の次にやっと西條八十と出て、それからは知らない人はちょいちょいということになってゆく。
 ではこれらの詩人から始める、つまり順を追って鑑賞してゆくことにしたい、自分で詩人を選ばないで、こんな形で詩論を展開することには少しだけ後ろめたさがあるが、時間をかけ煩雑さを考えれば、これでよい。各詩人につき2・3編の詩を取り上げたい。
 ★河井酔名 
 かわいすいめい とお読みするするが名の酔名は少々このパソコンでは打ち込み不可能な字である。草冠が名にはあり、手書きでもその漢字の備蓄がない。15編の詩が載せられている。一読古風な感じ
[次のページ]
戻る   Point(16)