詩と詩論(その一)/生田 稔
る予定であるが、やはり詩についてであるから詩投稿城に出すことにした。ここには多くの詩人が集まっておられるが、私のように70歳というようなものは少なかろう。だからこの老人の意見もきいて詩にたいして立ち向かっていただきたいと思うのである
投稿作の題名をいつもずーと追っていくのであるが、こい恋愛に関る作品が多い。人として、若ければ最も大切なことである。「命短し恋せよ乙女」というわけであるし。乙女には男性がいなければならない。まさに盗人の種は尽きても恋人の種は尽きないかも知れない。
でも70歳にもなると、恋は無理である。私はしきりに妻の事を詩にしている。今までの人生には懐かしの涙は出ても、若々しい
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