詩と詩論(その一)/生田 稔
てこれがこの詩論のイントロダクシヨンとなる。
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詩学と詩論、前者はアリストテレス後者はホラチウスの作である。アリストテレスのものは相当難解なのではないかとも思う。とにかく両者は詩を読み書くについて読んでおくのがよいように思う。このような書をかいているのであるからもっとこのようなものも読み込んで解説してもよいのではないかともおもわれるが、書名を挙げるに留める。
詩とは何か、そう考える若者乙女、そんな人々は多いと思う。私は近頃詩とは、生活の一部であると考えるようになった、全ての人は人間であるゆえに詩とは無縁ではありえない、詩が音楽と無関係ではありえないように、詩は人の生活と結び
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