詩と詩論(その一)/生田 稔
てた、息子には自分のは親からしてもらえなかった教育の面に気をつけて育てた。しかし親からもらった愛はもっと沢山与えようと努力した。子供の不幸は親の不幸である。妻と子これは男にとって最も大切な宝物である。
63歳からまた前からやりたかった詩を書き始めた。こう書いてくると、やすやすと努力できたように見えるかも知れぬが、43歳から63歳も度々倒れ絶望し貧しく、しかし妻と共に起き上がり、泣き笑い、楽しかったときもあり。しかし妻はとても明るい、そして強い。私はひそかに聖書のルツ記のルツを彼女に当てはめている。
その後の詩は妻や子そして仲間のクリスチャンについて自然についてのものが多い。ここまで書いてこ
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