感想妄想批評妄想/佐々宝砂
んもどこかで「権威になりそうでいやだった」と書いていたように思う。私も権威になりたくはない。えらくなるのはごめんだ。重荷はいらん。そんなんめんどくさくていやだ。だけど、誰かは重荷を負わねばならない、私は近頃そう考えている。誰かは、権威の役柄を演じてみせなくてはならない。
詩の世界すべての責任を負うつもりなんて、私には欠片もない。そんなもん誰かが負ってくれと思う。どだい私は無責任なやつなのだ。責任を負うべきだなあと思いつつ負えないからこそ鬱になるのだ。鬱病でしかも血液型Aだぞ、元来は生真面目で小心者なのだ(笑)。しかしとにかく今は元気、この元気さがいつまで続くかわからないが、続いてるあいだは、
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