ちんちん/A.おじや
ど野生ではアマゾン川で
ピラニアと一緒に泳いでいるんだって」
「けっこう凶暴なのかしらねえ」
「そこの亀のエサ やってごらん」
キミの白い小さな手が
雪のように輝く糸ミミズを散らして
ちんちんのうえに降り積もる
「やっぱり動かないよ」
「満腹のときは駄目なんだなあ
いつもは怖いぐらいにガツガツなんだ」
動かないちんちんのことはともかく
ボクらはコーヒーを飲み終えて
キミが選んだビデオゲームを始める
ボクシングゲームは
赤コーナーも青コーナーもちんちんで
赤コーナーのちんちんがキミ
青コーナーのちんちんがボク
赤コーナーのちんちんは執拗なジャ
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