見えない未来を信じて/岡部淳太郎
去年の十月十五日に自室で倒れた。夜中から朝までずっと起き上がろうとしたが身体が動かず、なんとか這いずり回ってトイレに行こうとするも出来ず、そのまま自室で大小漏らしてしまうという失態をやらかした。とにかく意識ははっきりしているものの動けないので、そのまま一睡も出来ず、朝になってようやく救急車を呼ぶことにした。そうして、家からもっとも近い総合病院に入院したのだが、そこで告げられたのは右の脳に出血が起こっいていて、動けなかったのはそれが原因による左手足麻痺が起こっているためだということが判明した。
そうして入院したのだが、左手足が動かないために歩けず、それをどうにかするためのリハビリが始まった。
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