2020年の詩的覚書/おまる
 
私は?詩人?を名乗るほど、自惚れるつもりはないが、職業として詩を書いている人々の作品に、まともに「詩」が成立しているのか?…

例えば某詩誌は「ここに掲載されているのは詩です」と宣言しているわけだ。しかし所詮「プロが判断しています」というだけのことであって、そのロジックや判断の成立根拠を問われるところでは、限界に突きあたる。そもそも「プロ達」においてすらも、何が優れた詩であるのかの意見が違う。

このような「権威」に反旗を翻し、より「民主主義的」に何が詩かを決めようではないかと、ネット詩が生まれたのは、自然の摂理のような気がする。もっとも、これはこれで、その試みに一定の評価はできるとしても
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