2020年の詩的覚書/おまる
 
ても、詩誌との明確な差異化があるのかというと、ハッキリしない。


ネットに「詩」があふれている。

散文や音楽や美術など、様式を重視する他の領域(たとえば小説)と比べると、詩は「絶対的」にマイナーである反面、他に対して支配的でもあるという矛盾を孕んでいる。

詩は「気分」が重要であり、そこから横溢する感染力が核心である。けだし、そのような性質が、2010年代以降のSNSと親和していると思われる(カマトトぶっているが、最果タヒなどは、そういった文脈で真性の詩人である)

本当に詩を書きたいのならば、さっさと詩を廃棄するしかない。

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