取り立てて書く事でもないこと/道草次郎
ぼくは昔から人よりいくらか理解力が劣っている所がある。
これは確かなことで、1回言われてもすぐに分からないのは勿論で、3回ぐらい言われても分からないことが結構ある。
例えば仕事においては他の作業者がスイスイこなせる作業を自分はよくできない。時間が掛かるか、速くやろうとすれば高確率で失敗をする。
最初はメモを取っていたけれど、やがて、速くやらなければというプレッシャーに圧倒されてしまい、メモの存在自体を忘れてしまう様になった。
同じ所で失敗することが本当に恥ずかしかったので、そこだけは間違えずにやろうとしたらなんとかそれは出来たけれど、今度は別の箇所が疎かになってしまい元も子
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