11月のコンサート/日比津 開
名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会、
メインプログラムのベルリオーズ「幻想交響曲」
は、必ず聴きたい(前半のメンデルスゾーンの
バイオリン協奏曲も楽しみだ)
もう数十年前、大学生のときこの曲を読売日本
交響楽団の演奏会で聴いた思い出は今も少しも
色あせない(前半は、確かマリア・ジョアン・
ピリスの独奏でモーツァルトのピアノ協奏曲第
20番だった)
僕はあまりに演奏、曲にのめり込んでしまい、
コンサート会場から帰りの新宿駅までの道を
フラフラになって、歩くのもやっとだったこと
を覚えている。
それは、この曲が作曲家自身の恋愛、失恋から
産まれ、作品が音
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