才能とは前例のない武器である/ホロウ・シカエルボク
才能の定義とはなんであるか、なんていう細かいことは置いといて。でも簡単に言えば、「僕には才能があるんですよ」なんて宣伝しなくても誰かしらに受け止めてもらえる何かをそう呼ぶ、ということになるだろう。例えばそれは友人でもいいし、ネットで関わった人でもいいし、自惚れることがないのなら自分だっていい。要するに何かしらの手応えを感じたなら、それは才能があるということでいいのだ。本当に大事なことはそこじゃないから。
若いうちはそういう手応えだけである程度行ける。それが例えば文章なら、何枚だって書ける気がする。書いたものには熱量がそのまま詰め込まれていると信じて疑わないでいることが出来るし、そうして
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)