雨の日のお迎え/あおば
 
                    150522


表題を見て思い出した
小学生の頃、一度だけ、傘を持って迎えに来てもらったことがある。
当時は、雨傘も貴重品、一家全員自分の傘なんて持っていない
お勤めに行く人、優先だったような気がする
子供なんか、雨が降ったら、濡れないところで雨宿りすればよい
誰かの傘に入れてもらったりして、帰る人も居て、友達の少ない私は
暫く、教室で小止みになるのを待つしかないなと、雨音を聞きながら
覚悟を決めていた。小雨の中を小走りで帰ればそんなに濡れやしない
もうそのくらいの根性は生まれていた頃だ
授業が終わり、傘を持って何人かの若い母親が笑
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