知略崩し/砂木
 
さまざまな妄想は 書き物の中より現実の方が多い。
というか 書き物は現実の一部でしかないと思う。
ひとりひとりの妄想は プラスされマイナスされ
本当の事などは無力のように思える事もある。
勝てば官軍 力には敵わない。
押し潰されもみ消され歪む事を勝利という事もある。
なにを持って生きたらいいのかと思う時に 批評という
ものをふと思い出す。妄想を切刻み あっちへこっちへ
ぶっとばし なんだこれ? という・・これは罵倒かしら。
とても大事な詩を批評されて心を痛めるのは嫌なものだ。
しかし現実の世界において 変な噂や嘘 知略 暴論など
あらゆる妄想に立ち向かうには 批評する姿勢は欲
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