眠たいからだ/はるな
 

もうすっかり書くべきこともなくなって、秋です。日向には夏の死骸みたいな光、日陰にははらはらした予感。眠たい身体を持ち上げると、それでもまだ風が通ります。
やっぱりわたしには時間というものがよくわからないし、感じられないので、これが遠いのか近いのか、「やっと」なのか「もう」なのか、あるいはそのどれでもないのか、考えてみてもしっくりこないです。だから一年とか九か月とか、百二十分とかよく数えます。数えて、考えて、理解する、ということは、でも、感じる、ということとはもちろんまったく違うことだし、尊さも及ばない、と思う。
感じるとすれば、すべてをいっぺんに感じる。

このあいだは関西から知人がき
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