おんなのこは慕ったら図に喋るのです
やわらかいはだはきずつけられるためにある紅いジャムはちみつまーがりん
くちびるが6月の花びら左目の片隅で覚えてた
髪はくるんと栗鼠の尾っぽかわいい白い歯でくる ....
僕にはかけがえのない友人がいる
母からは、悪い人と付き合ってはいけませんと言われたが
彼らを失っては僕ひとり生きていけないだろうと思う
彼らは厳しく、いわれの無い罪まで僕にかぶせ、なじるけれ ....
七夕の笹は欲望のかたまり
人々の願い事が 重く 重く
笹は頭を垂れまくり
地面に めり込んでしまっている
七月が近づくと
いたるところに
グリーングリーンな笹が出現し
飾らに ....
自分以外の人の詩に
絵をつけている
だいたい2ヶ月に1回
描いた絵は
却下されることなく
必ずネット上で
公開される
1ヶ月の間
描き始めた頃よりは
多少ましにはなってきたが
詩を ....
自分の
感情
琴線
心
精神
品格
情緒
志
本心
感性
気分
魂
感動
そして
核
本質
真実
....
白い粒が膨らむ 弾けて落ちる 鈍くハネル
-ポップコーンの散らばった並木道
白い粒が膨らむ 弾けて落ちる 鈍くハネル
-ソーダ水のつぶれる気泡みたいに
白い粒が膨らむ 弾け ....
少女は死んだ
私も死んだ
そして、生き返った
どちらか分らない
女の子が
いつからだったのだろう
二つに分かれたのは
あのいつまでも遊んだ町
リサイクルされている
絶え間ない ....
日が昇るのと同じ速さで絶望が走る
それを二人は美しいと言った
もう戻らぬ片手間の未来に
ライラックのキスを
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
つぎの停車駅は、鏡のない二人だけの世界なんていう
変な名前の駅なんだ
哀しみ本線って、かなり変わってるよ
でも、あんまり揺れないのはいいところ
「哀 ....
来週末、私が出かけるかどうか??
そんな電話をしょっちゅうかけてくるのやめてよ
私を天気予報がわりにしないで
そりゃ、私
出かけるときは、必ず傘持って出かけますけど ....
{ルビニート=希望無職}
夏の
終わりの
蜩は
7日で
命を
全うするのだと
言われている
....
アイウエヲとかきくけこを足したらさしすせそになった。
アイウエヲの気持ちはカキクケコ二はわからない。でも二人は仲良しだった。
{引用=
タカ派ですか? ハト派ですか?
}
スズメ派です! チュンチュン
月を眺めた。
ら、きみの顔がそっと浮かんだ。
きみとの繋がりがまだ欲しくて、一方的に電話をかけた。
途中でつい「月が、きれいだよ。」
なんて
言ってしまった。
きみは相変わらず ....
ありがとうを言おう。
さよならを言おう。
もっと冷静になれとアナタは笑いながら言った。
あたしにはムリだ。
アナタに追いついて追い越すまではそんな余裕生まれるわけが無い。
我武者羅になればな ....
点描したゾウリムシが
紙に対して小さくてもいいと思うのです
ゾウリムシは元々小さいから
「27才−言い訳」
とんがりコーンに指突っ込んで
爪!
と言いながら食べても ....
経過そして解決
解決という名の忘却
忘却から欠落へ
欠落と同時に脱落
病的に失われるくらいなら
意識的に失いたい
自動的に忘れられてしまうのなら
今こ ....
おひなたさま
おひなたさま
ときどき きみは 耳慣れない言葉を発する。
「 "陰"よりも"日向"のほうが良いでしょ 」と笑う。
....
明日から
あなた以外のものを
ちゃんと直視できるだろうか
あなたがいれば他に何もいらないと
それが美しいことであるかのように歌われていた歌が
今では怖くて仕方がない
その身体はどこまで ....
メタファだといってしまえば
なんだって許される?
リアルだといってしまえば
なんだって嘘になる?
ほんとうのこと
知っているのは自分だけ
愛してるって
それさえ嘘だ
....
どこかの古墳を解体して
壁画を科学することを
別に
否定はしないけど
私には興味がない
どこかのコロッケが
牛肉だろうとどうだろうと
それは
当たり前のこと
預けたお金が
....
わたしと働く人たちから
わたしは能力がある
仕事ができると
評価してもらえたら
わたしはきっと大丈夫だ
わたしにとっての最悪の状態を
一度経験しているから
わたしは他のどんな状態 ....
迷惑だったら
ごめんなさい
眠たいのに
ごめんなさい
忙しいのに
ごめんなさい
疲れているのに
ごめんなさい
雨の日なのに
ごめんなさい
迷惑だったらごめんなさい
....
あーあっ
なんか、
なにもかもマシュマロになっちゃえばいいのに。
*
昨日から
よくわからない場所が
よくわからない感じに
痛い
*
銭湯においてあるマッ ....
泳ぐこどもの描く絵は
ぎこちなくてのびやかで 見る疲れ心地がよい
けして固まったりはせず
ことば固まってもおらず
夕日のうえを歩くような
ねむってしまっていたら
夏がこえてしまいそ ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
涙を宝石にするオジサンのお家に昨日は泊まったの
「皇子、そろそろ起きなさい、もうそろそろ琥珀色に染まる」
オジサンはそういった
ねえ、オジサン
ぼく ....
何の夢も見ずに
目が覚めた
陽の昇る刹那の時間
汗ばむ肩を包む
ひんやりとした 空気 と
動けずに 息をのむ様な 静けさ
言い様の無い不安が 忍び寄る 感覚
....
あれは、テレビでゴッホの贋作のニュースを見ていた時のことでした。
アナタはいいました。
「セザンヌの贋作はほとんど無い。セザンヌの絵を贋作することは不可能に近い」
なんのこと、ゴッホだけじゃ ....
はじめて
青い本の表紙に
CHOPIN
という文字を見いだしたとき
その下にショパンという名前を確認したとき
華やかな、うわずったような気もちが、
早く弾きたいという、せっつかれるような気 ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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