結婚おめでとう
幸せになれて良かったね
これからも沢山の幸せを
いっぱい探すんだよ
結婚おめでとう
いろいろ楽しみだね
君の事はあまり知らないけれど
本当に良かったなって思うよ
....
ここは人の気配がするので
うろうろしているけれどそれに気づかれもせず
時間切れまでいることができます
ここは生きているので
植物のふりでもしていれば安全で
死んでいる所には
ほとんどの人は ....
最近は
ちゃんと話をした人がいないから
今日の君の相槌が
何度も思い出せて
いまは
泣きたくなるよ
さっき
眩暈がしたんだ
血圧が下がったみたい
よくわからないけど
マイナスの ....
嘘ばかり
音速の貴公子なんて言われながら
あっけなく亡くなったアイルトンセナが
繰り出すパンチは避けられない
銀座の柳の木の下にも泥鰌は泳ぐ
お酒が好きな泥鰌たちは ....
布団の中から君の目が光る。
少し視線が怖いので
どうしたのとさりげなく聞く。
うちはもっと自信を持ちたいねん
と君が言うので
十分に素敵じゃないかといったら
そんなんちゃう と言う。
....
水槽の
底でひかっている石を
無断で拾いあげてみる
だれか、子どもの
たからものみたいなひかりかた
今朝見た
ふたつの夢の話をする
いつまでたっても終わらない
ゆるいカーブを描く用 ....
君のふっくらした胸を
見つめてばかりいる僕を
咎めない
薔薇の棘からまるままにまかせる
ほそい手すりのように
僕は右手でぎこちない
手で君の胸を
見つめてばかりいる
青い草 ....
眠くて山が降りて来ている
夕立の気配匂いがする
セミの鳴く声
寂しい方へ
通せない
トンボ
亡
こいし こいしや 月夜の晩に
うらみ うらみの 月夜の晩に
お膝に抱かれた やさしい夢に
お膝に眠った いつかの 夢に
ほうら ほらほら 還りの朝が
ほうら ほらほら ....
見慣れた君の手に
初めて触れた夜のように
触れた瞬間
想像がはじける
たった一度きり
二度とはないよ
生きた時間を
静かに込めて
見慣れた君の唇に
今初めて
....
逢いたいって 言ってもいいの?
逢いたいなんて 言える立場じゃない
近くにいても どこか離れていて
一線 引かれている気分
だけど、
だから…
そんなに目を見つめられても
....
スカートの端をちょっと摘んで
ひらひらと踊ってみたい。
スカートのひらひらは
朝顔みたくてなんとなく可愛い。
なんとなく可愛らしいしぐさに
ひらひらのスカートがあれば
僕はも少し
....
切り開かれた山々の
雑草が呻く
昨日は嵐で倒れたが
今日は人の手で刈られる
焦って道を行く若者
弾かれた空の青
その彼方
若者は同じところをくるくると歩いている
気づく ....
もっと幸せになりたいって
思うのはいつものことだけれど
実際幸せになるために
僕はなにをしているんだろう
幸せになれるためにしなきゃならないことなんて
ほんとうにあるのかな
....
いつまでもそばに置けない
縫いぐるみは
いつか別れなければ
ならないから
わたしの見ていない場所で
燃してください
お願い
捨てないで
燃してください
お別れは
跡形もなく
――Sに
雨
ひとつの雨
ふたつの雨
それらが落ちてきて
地上に 着地して
ひとつの感情を形づくる
ひとたびの雨
ふたたびの雨
降れば地上は濡れそぼる ....
今日も太陽が
東の空から昇った
弱いけれども優しい
冬の光が
私の窓にも差してくる
生きてて良かった
新しい朝を迎えられて良かった
ありがとう
優しい恵みを
....
そちらの梅雨時は想像でしかありませんけど 辛そうですね。
こちらは蝦夷梅雨かもしれない雨続き
雨枯れのお花を見つけては哀しくなっております。
詩のせいでしょうかと.。
そんなことにまで想いを ....
世界中の人がみんな幸せな世界というのが存在するなら
そのまま世界は終わるべきだ
溶けて流れる苺ミルクの練乳の川
ピンクの苺のシャーベットに飾られた真っ赤な苺
そこに真っ白な練乳をかけると
まるで世界が生まれた時の様に地表を溶かし
大きな塊を動かす
これを見る子供の嬉 ....
わわくとは衣がほつれるという意味のようで
ろらんとは人の名のような電波航法のような
いずれにせよタイトルの意味が分からない
分からない場合は食事をしてからニュースを見て
....
さいきんやたらと
少女漫画を読んでいる
そのうち女の子と少女漫画ネタで盛り上がれるかもしれない
ウププ
萩尾望都とか山岸涼子だとか
ついでに安野モヨコ
少女漫画おそるべし
あなどれない ....
未来はいらない
明日もいらない
今日もいらない
ただ 今
愛と生命(いのち)の輝きを
私に下さい
愛穂(19歳)
今時の奴らと来たら
交番電流も知らないで
偶に停電すると
あっ、直接放電なんて訳の分からないことを叫んでいる。
北の宿にも電灯がともり、雪解けのせせらぎがあわただしく駆け ....
たえまなく てりそそぐ たいようが
ふいに しんこきゅう したときのような
きづき
あじさいの あわい いろの
むらさきの ときのなかでいきつづける ゆめ
ひかり はなつ てのひら
く ....
君は
一部始終見ていた と言う
誰かに伝えるまでは
眠れない と
遠くの方ではもう
百合のにおいがする
(僕もだよ)
....
そんなことありえない
って言いながら
しゃがんで花火をする
ローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
まだ溶け合わなくていい
{引用=fromAB}
あたしがずっと言い続けてきた嘘は
自分を傷つけて
そして未来ではあたしの周りも傷つける
知っていながら
一時の安堵を得る為に
今日も未来に怯えながら
嘘を吐き続ける
深海に降り積もる
白い白い亡骸
音も風もなく
海面に溶けゆく白と白
波は高さを増して
雨の街は花園
ダリア・ヒマワリ・バラ
小菊・紫陽花・朝顔
花たちは楽器でもある
雨の細い指がそれを{ルビ弾=はじ}くと
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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