回転する物体を斧でぶった切る
春が来て
芽が出て
斧の柄からも春が来て
小野小町をぶった切る

パートナーの夏休み
退屈する会社員が
機関車に乗り込む
風来坊の顔をした
顔 ....
マンホールの街に住む
俺たちの国境は陽の光さ
手を差し伸べられても
その線からは先に進まない

マンホールの街に住む
俺たちの主食は黒かびのパンさ
ほおばるその口溶けが
すばらしいって ....
キミはいつもそんな顔をする

窓辺に咲いた硝子の花を
こともなげに砕いたキミは
心の傷を空に撒く

キミはいつも損な顔をする
砂漠のアスファルトを走る車を
横目で睨み続けるキミは
笑 ....
君が

国境を越えて

生きようと思うならば

この地球の

全ての鉱物と生命を使って、進め





 ....
訓練と鍛錬の違いを考える

歩くのは訓練
階段を歩くのは鍛錬
エスカレーターを歩いて登るのは
鍛錬
電車に乗るのは
訓練
満員電車に乗るのは
鍛錬

訓練の帰宅途中で雷が落ち ....
キミはキミで幸せになる。
ぼくはぼくでしあわせになる。

スコンと落ちた銀の針、君の名前を呼んでも怖くはないよ
ぼくはぼくのなまえをうしなったりしないからきっとまたきこえるね

キミを呼ぶ ....
メモ帳

新規開店のはずだった

開かれたメモ帳を
ぎこちなく
クリックしてから
今朝の予定を書き殴る
殴られて
痛いから
メモ帳は泣くんだよと
巫山戯ていたら
遅刻するよと
 ....
 ああ、俺はもう駄目だ
 嗚咽、嗚咽
 ファックユー
 ファックミー
 ファックで、Fuckな日常過ごしてたらいかれちまった
 なにもかもだ
 なにもかも
 そんな目でみるなよボーイ
 ....
夜よ深まれ
闇はもっともっと深くまで
暗く、黒く

私の胸に小さな灯り
ゆるりとめぐる闇となり
深く、深く

包み込む暖かさや
優しさなどいらない
そんなものはいらない

ほし ....
パラパラと雨が降る
うそだよ
雨は
黙って降るのだよ
パラパラなんて言わないよ
パラパラと屋根にぶつかり目を回す
パラパラと番傘めがけて落っこちて
パラバラになって痛いから
パ ....
溢水の、細胞ははがれやすさに 
幾度となく   さざ波は
ついて はなれ 
たい
鶴がいなくなった
あとと、折紙

錯綜するりんかい線が と 
自由自在に満たされた溢水の頭上
絵 帆 ....
こんばんは わたし

こんばんは あなた


窓の外で

覗いてるのはだれ


漂うさざ波の天井

青い空に白い雲の天井の

部屋


明かりを消せば

月明かり ....
新しい病院へ向かう車の後部座席で
寝転がって窓の向こうを見ていた
お泊りはもういやなんだけど
指を銜えるほど
もうちっちゃい子供でもない

やがてドアが開き
傘をさしながら
ゴメン
 ....
得意料理は
肉じゃがね

どうせウソつくなら

もう少し
なんだろう

オトコの心を掴めるウソを言うといいよ

たとえば野菜炒め

たぶん反応がちがうよ

それと野菜炒めな ....
これでやっと心から
応援できると思う

これからもずっと
応援しているよ

そう言って抱き合って
最後のキスをした

別れ話を切り出された
私は少しホッとした

ごめんね

 ....
きょうは333日めだよ
わたしはあたまおかしいから
ぞろ目の数字 だいすきなんだ


いいんだ
公開自慰行為だろうが なんだろうが
そんなところは とっくに超えたんだから
 ....
 そろそろ飽きたね
 誰が僕を封印した
 だせよ
 だせよ
 だせよ
 まあ、いいさ
 どうせすぐに後悔する
 これで元通りなんて思うなよ
 これが平和か
 これが安定か
 笑わせ ....
桜が咲いて
春が来て
夏が来て
秋が来る
冬が来ればお仕舞いと
舞妓さんは踊ります

ねこの小判を
質屋に入れて
花見のお酒に
酔いしれる
ある朝きみは命を拾う
実際には夜かもしれない
でも
それに気付くのは朝だ
夢で獄死してからだ

答以外を聞かせてほしい
色の名前を教えてほしい
集めた感情をまとめてほしい
楽器の供養 ....
あそこの空には
きっと
どぶねずみ が
住んでいるんだろう
誰に向かって
異を唱えるか
お上から
カミナリの声がして
叱られて
項垂れて
ぶつぶつ文句も飲み込んで
とぼとぼと帰途につく

お上を謀る不届き者と
言われたばかりの
納税者には ....
あなたのなかの 百とんで八つ

ぜんぶ愛してます


だけれども ときおりぼくは

あなたのなかに 百とんで九つめを見つけてしまいます



いったいぼくは 

どこまであな ....
「言える嘘と、言えない嘘があります」
「とっくに知っています」
「愛してはないです」
「ええ、だって楽しいもん」
「それでも勝っていいですか」
「わかってる」
感じすぎて無言
「むかつく ....
家を出て
駅まで歩いて
地下鉄に乗って
んで、改札抜けたら

ふ、

と全部イヤになった

帰ろう
で、
どこへ
帰ろうか
北の外れの港には
空を飛べない かもめが一羽
哭けない女を哀れむように
疲れた翼 休めています

 ああ あなた
 私 哀しい女ですか
 今日も待ちます
 暮れ待ち港


曇り空 ....
風鈴が鳴く
バックの隅に
押し込められて
風が無いのに
りんりんと
微かな震え
ケータイの
受信音ではありません
青銅の
薄い胴を振るわせて
鄙びた形の風鈴が
りんりんと ....
自転車に乗った風と花
ラジオの道を駆けてゆく
季節は今日も手のひらに
微笑む水を遊ばせてゆく
いっぱい入れると
足りなくて

足りない
足りない

もう
全部要らない


箱をひっくりかえして
からっぽ

いっぱいあると
足りなかったのに

何もないと
一つ ....
ねこが
ルビを踏んだので
今日はお休みです

謹厳実直なルビジウムは
光を浴びてからは
倹約を旨とするようになり
ねこのお供をして
お宮参りに行きます

もうじき梅雨が晴れて
暑 ....
「あなたは優しいですって言ってごらん」
「フェアじゃないよ」
「俺愛されているな」
「お話し好きだよね」
「勝ち負け意識している時点で負けなの」
「成立しえないね」
「やるっていったらやる ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
パートナーの夏休みあおば5*06/8/14 17:14
The bordermaumi2*06/8/14 1:46
ブラスト1*06/8/13 0:15
【 礎 】 - いしずえ -豊嶋祐匠006/8/12 18:43
我慢あおば3*06/8/12 18:41
みち。206/8/12 1:20
詩が書けないあおば5*06/8/11 23:33
死にかけからボーイへ秋也006/8/11 23:12
流し灯籠[group]たりぽん(大...1006/8/11 12:31
三宝荒神あおば3*06/8/11 0:51
ねんどつめきり2*06/8/10 18:44
無題蒼木りん306/8/10 0:12
車窓に雨、AB(なかほ...706/8/10 0:05
ムスメさんへよーかん606/8/9 21:10
涙を拭えないゆきお106/8/8 23:18
333日めに きみへ第2の地球206/8/8 15:13
数字と壁画の囚人秋也006/8/7 21:58
花見酒あおば5*06/8/7 0:44
感受性応答セヨ若原光彦5*06/8/7 0:08
つぶやきFUBAR0*06/8/6 4:41
現代詩あおば1*06/8/5 23:54
そう ぜったいなんだよ水青006/8/5 4:32
言葉受け秋也006/8/5 2:45
逃走論大覚アキラ106/8/5 1:10
暮れ待ち港0*06/8/5 1:08
ファンタジーあおば1*06/8/5 0:38
ノート(43Y.7・28)[group]木立 悟506/8/4 19:29
足りないの箱藤原有絵6*06/8/4 2:03
ルビジウムあおば6*06/8/4 2:00
言葉責め秋也006/8/4 1:55

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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