髪の毛のびた、と言った瞬間に
傾いだランプシェードがはっきり見えた
そうだ懸命に丸々肥えた会話の破片に
まごうことないきみを見出す

えい、きっとこれで残像が、そっちに

14時間のタイ ....
{引用=  "You be lookin' groovy
   In a sixties movie
   Maybe tell the press you died
   Littl ....
秋なのに花びらが舞う

とても綺麗な花びらが



さようなら

願わくはどうか

あなたに幸おおからんことを



僕は相変わらず木霊のように同じ場所


 ....
alfa.---

風に乗り空を遠く渡っていくために
鳥は翼を手に入れた
遠く遠く 自分の生まれた場所など忘れ遠く飛ぶために

どこまでも似た大地が続き
同じ海原が続いた
地平線一杯に ....
雨が降る日に鎌倉の寺に行き 
賽銭箱に小銭を投げて 
ぱんぱんと手を合わせ 
厳粛な顔つきで 
びにーる傘をさしながら 
帰りの細道を歩いていたら 
濡れた路面につるんとすべって尻餅ついた ....
今は昔、をとこありけり。
片田舎に住みければ、いとあやしき箱にて文を交じらふ。
箱の中に、あまた集ふ詩歌の会ありて、よき歌には人々
より数を賜る。
思ひ起こして歌をばと箱の中に投げ打つも賜ず、 ....
僕が知っているのは
大手町で働き始めた頃のあなたの瞳からだ。

コンクリートの照り返し、
液晶モニタの照明、
窓の無い会議室の蛍光灯、
非常灯の赤いランプ、
最終退室の暗闇、
 ....
日曜日の雨はとてもやさしいから

ベットの上で耳を澄まして

もう一度眠る


描いた夢も日々の苛立ちも

何処か遠くへ



「何をしに生まれてきたの?」


時 ....
自覚していないものは
責任感など持ち合わせてはいない
君って
すんごいスリムだけどさ
場所によっては
そうでもないよね?

そういうと
君は高らかに宣言する

戦争がぼっ発しました!
もう戦争です!
戦争しかありません!
こらこら ....
真っ赤なわたしは
真っ赤な夕焼けから生まれる。
毎日生まれる。
太陽の逃亡者。
真っ赤なわたしの
真っ赤なためいき。
麦をざわめかす。
行方不明になってしまった
空を焦がす情熱よ。
 ....
自分がときどき何処も存在しない気がする
自分をいう存在を見い出せなくなってしまう
周囲に紛れて 同化して
自分という存在が無になる感じ
同じ 同じ 同じ
すべてが同じものに見えて 私が消えて ....
あんたが あまりにまぁるいので
 あたしはガラスの破片で斬りつける
真っ赤に染まるその時まで

あんたが あまりに細いので
 あたしはピンヒールで踏みつける
千切れそうな糸になるその時まで ....
99番目の総括
死んでしまった仔猫を生き返らす計画
今ならねと
再生可能を信じる人たちも現れて
体細胞クローンを夢見て
生まれた赤ん坊ネコの黒い目が
じっと見つめるど真ん中
命中した猫い ....
行け行けヘナチョコ

どこまでも!



やれやれヘナチョコ

ドンと行け!!





その一



イケナイ人妻に誘惑されてしまいたい!

(ぉ、奥 ....
コトバハナイカ

空間ヲ切裂ク
コトバハナイカ。

ドコカニ
世界ヲ
切リヒラク

硬度ナ
コトバハナイノカ

刃モノノヨウナ
カタイ、カタイ、カタイコトバハ

ナイ ....
自然ニ座ス
助動詞

鏡台ハ知ッテイル
大悟ノハテノ
夕焼ヲ。

突出ノハテ
天婦羅ノ花ハ
アゲハノ居ル間ニ
線香ヲ
焚ク。

十年ノ念

誤字脱字ガ呼ブ
既存ノ道義
 ....
生き続ける事は罪悪であるという妄想

自分を含まない全てのものは悲しくないという妄想

世界が悲惨であるという妄想

綺麗も汚いもない周囲への嘲笑と逆恨みに狂った振りで
自分が消える妄想 ....
パンツをはかないで
ジーパンをはいた。

なんだか
ぜいたく。
仄暗い喫茶店で握り締めた手を開くと光りが逃げてゆく
散り散りに

光りの粒たちを追って暗闇を見つめ集めてきたんだった
ひとつふたつと

硬く握りしめて

逃がさないよ と言うのだった
 ....
東西線の中野行き
隣に座った女は黒い服
携帯電話握り締めて
テトリス

俺もやるからテトリス
きれいに積み上げて整然と
端っこだけ空けて待つ
確信犯
華麗に消す
テトリス
終 ....
大切なものは大事にしすぎて

どこにしまったのかも

忘れてしまうから



雲の上でお絵かきしよう


意地悪な隣人を尻目に

拙い囚人を演じて



(彼女の ....
野辺のコスモスと
上を舞う鳶は
同じ風の中にいる
コスモスの花びらの反りと
鳶の羽の反りは
風向きのままに靡いて
一心同体

陽光の眩さにしかめる花の仕草も
鳶の眼の目くるめきも ....
もうすぐ
溶けてなくなるのかな

そうかもしれないね

ほら
手をつなごう

小さい頃の君に会うため
手をつなごう



{引用=fromAB}
ふと
波長が長いと
思った夜に

少し風が冷たく
色温度の低くなった中で
フィルタ無しの色は
焦点が合わず
波間に浮かぶ灯りが
白くぼやけていた

潮の匂いで
絞りが合わないと ....
古い自由帳の表紙の
写真の仔犬は大人になって
もう死んでしまったかな

わたしはまだ
生きているけれど

自由帳に
じゆうなゆめを
描かなくなったよ


いつの頃から
ゆめは ....
朝 ちゃんと起きられない

煙草をやめられない

満員電車に慣れない

新聞を読まない

爪を噛む癖が抜けない

目を見ながら話せない

煙草をやめられない

うまく話 ....

誰もいない太平洋の真ん中で生まれた
小さな波が
季節風や海水の温度や潮の流れなんかの影響で
少しずつ大きくなって
海面を走る

波はエネルギーだ
そこにある海水のことではなくて ....
 


深夜に

マリをつく者がゐる

深いえにしの糸で

操られてゐるかのやうに

マリは闇の奥にのがれていきはしない



人がマリをつき

その手をもう一つの見 ....
  
玄関を開けると
妻はドラマを見終えたところで
「あたしの唇返せ」
と言う
そんなこと尻をかきながら
言うもんじゃない
と思いながらも
冷蔵庫のビールの有無が気になった
僕らは
 ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
ざん船田 仰306/10/3 21:26
60年代と自由下門鮎子4*06/10/3 3:20
ビラ配り106/10/2 21:18
slight fever (trial010)マッドビース...506/10/1 23:42
お皿の傘 〜はっとりんぽえむ・その1〜 服部 剛6*06/10/1 21:24
古典詩ほうらむ(初段)[group]ぽえむ君16*06/10/1 15:49
瞳の歳時記一般詩人3*06/10/1 13:12
ビラ配り006/10/1 12:34
つぶやきFUBAR2*06/10/1 5:33
あやふやuminek...4*06/10/1 0:09
そら・まぼろし青色銀河団506/9/30 23:05
存在106/9/30 19:48
ルナティック樹々206/9/30 1:21
引かれ者の小唄あおば2*06/9/29 23:45
ビラ配り1*06/9/29 22:08
コトバハナイカもしゅ2*06/9/29 22:02
ハテヘ/アジサイヘ1*06/9/29 21:22
自殺志願者甘沢ゆ津006/9/29 17:45
ぜいたく日朗歩野306/9/29 1:09
テーマまれ0*06/9/29 0:26
オーバーミクロンマッドビース...306/9/29 0:04
ビラ配り0*06/9/28 22:00
インターネットに見るある少女の独白杉菜 晃7*06/9/28 20:51
夢色透明AB(なかほ...506/9/28 12:52
領域ねなぎ006/9/28 1:55
自由帳蒼木りん406/9/28 1:00
incompetentマッドビース...206/9/28 0:14
ビッグウェーブ106/9/27 22:48
マリ杉菜 晃5*06/9/27 17:12
AB(なかほ...706/9/27 14:47

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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