愛は何グラム?
きっと私の体重と同じでしょう
全身あなたへの愛で満ちあふれています
水のなかのようなドライブ
ゆるゆるの指輪のつめたい隙間
ヘビーローテーションしよう
試験勉強なんか しなくていいから
窓の外をしゅるしゅると走る
ひかりのラインを追いかけて
夜 ....
ふと
気がつけば
むずかしいことばかり
答え合わせを
したがってる
まちがっていないか
不安で
不安で
だけどどれも
ただしいとは
おもえなくて
さまよってばかりです ....
思い出をコーヒーにとかしながら
ゆっくり飲もう
暖かな毎日を思い出しながら
角砂糖みたいにじわりと溶け出すのを
軽く掻き交ぜながら変わっていく味を
楽しみながらゆっくりと
味わいながらゆっ ....
キリンの頭の上から飛び降りて
勇気をもっておやつの時間にした
ねむってるあの娘をむりに起こさない
時計の針はからまって
かわいいビスケットの形をしている
....
部屋でひとり
ぽつり
窓の外を見ると
空が落し物をしていたので
拾いに外へ出る
最近おもう
ふり返ると
いくらか沢山のものを
落としてきました
過去という
それを拾うこ ....
今日も空は澄んでいる
何が悲しくても
何が嬉しくても
この空は僕だけの空
何処までも
何処までも
青く澄みわたり深い
今日も夜空は澄んでいる
何が苦しくても
何が楽しくても
僕 ....
へい
私のことでしょうか?
害虫・・・ですか。
まいったね こりゃ。
これでも精一杯あなたをお守りしているつもりなんですがね。
昨日だってあなたのその美しい足をはい上がってくる ....
遠い空の胸のうちには
一本の糸杉が、しん と立っている。
青く晴れた(夜ふけの雨後の)
明けすぎた真ひるの素顔。
さやかに風光りほほえみ
零しながら宙のゆびさす。
糸杉は、無風にないで ....
斜面を切り分けて
父の家が建つ
小さな
直方体を
重ねただけの
たぶん
遠い質量の
かたちのないたましいを
とどめおくために
ほっとした表情で
母は告げる
これで
....
父のポケットに
ときどき手を入れてみたくなる
そんな子どもだった
なにもないのに
なにかを探してしまう
いくら背伸びしても届かない
指の先がやっと届きそうになって
そこには父はいなか ....
{画像=081006042839.jpg}
BGM『ハラジロ型』
http://voon.jp/a/cast/?id=hgqytlc2&c=1&t=1"
宝毛には目が無い
....
夜が僕の体の中に
あまりにもきれいな
罫線を引くもんだから
僕はついついキーボードを
叩いてしまう
天井から
季節はずれの雪みたいに
言葉が降ってきて
これもまたあまりにも
やさ ....
ちょっとだけ生きてみよう
明日だけ
読みたい週刊誌が発売されるんだ
ちょっとだけ
もう少しだけ
今月末には好きなアーティストの歌が発売される
聞いてみたい
今回は ....
君の神話
僕のおとぎ話
事実かどうか
定かじゃないから
全て崩れた
君の童話
僕の昔話
夢のようで
現実のようで
時計が壊れて
月が沈み
愛は闇で
天使は死んだ
バイバイサン ....
窓から見える空があんまり青くてきれいだから
窓を開けて少しだけ瓶詰にしました
でもとってきた空は青くなくて
それなのに窓の外はやっぱり青くて
僕は悲しくなって
僕がとった空の青はどこだろうと ....
人と出会い
いずれ別れが訪れるのならば
少しでも多くの傷を
出会いと別れの間に残したい
驚きという銃傷
喜びという挫傷
悲しみという刺傷
憎しみという熱傷
もっと、深い傷と
....
秋学期が始まって
そろそろ学校祭だって。
シュウカツ。
乾燥して響く近い未来
秋が始まって
そろそろ飽きてきた平日。
ぶっちぎって走る地下鉄
脳を駆け巡る信号
改札を通り過 ....
自転車を漕いでる
全速力で
ふみきりまで
息子を荷台にのせて
遠くから汽笛の音が聞こえる
蒸気機関車だ!
夢をみていた
眠りにつくまで
SLを夢みる
少年だったはずなのに
....
どこにもいない
ぼくを探してる
どこにもいないのに
探している
なにをみているの
なにもみていない
いや、ちがう
なにもみえていない
なにひとつみえていないのだ
どこ ....
校庭の片隅できれいな石ころをみつけた
学んだばかりの醜さで奪いあって
あのとき僕らが細い腕を鎖にして囲っていたのは
この惑星に墜ちたひとつの原性ではなかったの?
みんなで笛を吹いていた ....
わたしを捨てた手のひらが
わたしを撫で続けるので
土になっていく
右足は季節をかいくぐり
左足は罠にかかるので
台無しになって
あやすように
腕は八本になる
ドアーを
ひいて ....
その夏最後の一文を終えても
どうしても飲み込めぬ読点を眼に
含んだまま発音できず
ただ濡らし続けていたら
、あ、
同じ花の種がまた
何度でも生まれてしまい
まろやかなミルク色 ....
「探さないでください」
そう書き記された置き手紙は
彼の心境を静かに物語っていた
そこからいなくなることで
初めて存在が知られるというのは
忘れられるよりはるかに寂しい
空っぽにな ....
今日は横浜スタジアム近くの
旧財務省?のZAIMという
煉瓦造りの建物の1Fにある
Cafeのオープンテラスに
詩人達で集い、
テーブルに置いた灯を囲んで
詩を読んですごしました。 ....
並ばずにメロン汁を注がせる店
メロン汁を注がさせることの出来る店の隣りに
詩を書いてなんの意味があるんですか?という看板があり隣りに
新しい道具から産まれる新しい欲求という看板があり隣りに
貴 ....
私は愛の歌を聴くと苦しくなる。
あなたに触れて、唇を交わし。永遠に抱きとめる――
私は知らない。愛する方法も愛される方法も
なのに涙が流れるのはどうしてだろう
心のどこかで知っているのだろ ....
朝のひかりが寂寥をうきあがらせる
水のなかの部屋で藻のようにさみしくゆらぐ
愛を終えてめざめるさめた白い世界
そこでは言葉がうしなわれている
隔離された生の夢
記憶のなかを雲がな ....
係長はDragonの息を運ぶ
係長の無線は命がけだ
つねに最小限のコトバで
応答しなければならない
係長がいらいらするのは
....
丹田呼吸法breathing exerciseを数分行ない
額の中央(第三の眼)へ朝日の破片が
熱い速度で注ぎこまれた
わたしはジェダイの騎士、ヨーダだ、
そして宮本武蔵だ、と十回ほど唱えると ....
3976 3977 3978 3979 3980 3981 3982 3983 3984 3985 3986 3987 3988 3989 3990 3991 3992 3993 3994 3995 3996 3997 3998 3999 4000 4001 4002 4003 4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 4014 4015 4016
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.2sec.