大人になっても
有刺鉄線をひよっと越える
無法者がいるくらいなんだから
子供が「駄目」って言葉を
ぴよっと乗り越えるのは
掃いて捨てるほどある
当たり前の話なんだよ

そう それこそ自 ....
陽の強さが
キラリと
冷気を突き通す頃


爽やかな緑が
恥じらいながら
黄緑色に頬を染め
やがてそれは喜びの色へと
変わるであろう
確かな思いを抱かせながら
ヒヌマは
密やか ....
どこか信じてた
どこか疑ってた


でも


なにもかも
おしまい




どこまでも信じてた
再起を願ってた


でも


繋いだ手は
 ....
先刻もたましいは訴えて
飼い慣らせない宇宙は慌てて
また
握りつぶして
わたしはそれを見ていた
ひとりきり
越境も
指たちも壁につぶれてしまって
凹凸も埋められてしまって

向こう ....
(影のない犬って知ってる?
(え、知らない、何それ?
(ほら、見てごらん


そう言って指さしたのは
真っ暗な空を
黒いことをより強調させるように
輝くひとつの星
その上に
オリオ ....
辛い時期を冬にたとえるなら
夜にだけ咲く花を思い出してください

哀しみを引きずるようなら
カップを両手で暖めてください

この世の夏の全てを頼りに羽根が鳴き
実りの全てが朱に染まる事を ....
あたしより先に死んでね
あなたを一人にしたくないから

残されて寂しいのはあたしでいい
あなたがいなくなったら
死ぬまで毎日あなたを想って
そのうちあたしも
そっちに行くから ....
  

  吊革に
  目、ぶら下げて
  朝を見ていた。



  魂になれない、命。
  レシートのように
  語らず、喋る。
  ヒトになれない、
  複数形。


 ....
落ち葉には落とし主の名前が書いてある
拾ったら交番にね
勝手に使っちゃいけませんよ
そこの焼き芋焼いてるきみ
見上げれば



ちゃんとあるのに
届かない

そんな気がした

ブルースカイ


目に見えるものも
見えないものも

いろんなものが
浮遊している

遥か上空
飛び去る飛行機の

その上にも

ま ....
 
斜路を行く
山脈をのぼりつめて
そのむこうには
街がある

ひとは呟く
おさない子供のように
どうして汽車は
ひとを乗せて行ってしまうの

はく息が白い
煙のように
あら ....
僕は知っている
通学路の途中にある花坂斜路の下には
恐竜の化石が埋まっているってこと
それをいつか僕が掘り起こすのだ

春には桜が咲いて
夏には向日葵が咲いて
秋には金木犀が咲いて
冬 ....
ハクセイジャナイ
イキテルヨ ドッコイイキテル!


素敵過ぎて涙がでた

糸井さん ありがとう

屍じゃない
生きてるよ。どっこい生きてる!
オレの説明書は

そう、藍いろの空

アンティーク店の

黄いろい光輝く

古本屋のまえに

クルマをとめて

な、気にするな空

藍いろのカルテに

全部書いてある
気をつかっているふりをして

そんなものに踊らさられるのは

嫌だった、嫌だった十月の日々

女も距離をとりはじめたから

昼間のひかりの片隅で

メールで言いあらそっている

 ....
ためいきの

かず

きんもくせいの

かおり

なにかに

あやまるとするか

オレンジの

ひかりやかげ

おさなくて

かげやしない

つんとする

 ....
きみの合鍵を駆使する
ひとつの過去が
忍び込むその、とき

怖れているはずなのに
無抵抗に引きずり込まれる、混同する
きみの残酷さは少年で
叫ぶ
わたしの幼さはあまりに過去で

 ....
私、瞼が無いから
眠れないんです

いつも夜は
虚空なのです

少女のころ
だったかしら

お花を摘んで
恋を占った
好き、嫌い、と

最後の一片
剥いだとき

私の瞼 ....
朝食を済ませ 僕は 食器を片付ける間もなく
ランドセルを背負って 行ってきます
行ってきます!

今日鮭が死んだ
稲だいぶ前に刈り取られた
大豆はぐちゃぐちゃ
豆腐は風呂上がり

そ ....
きみはかわいいけど
かわいいままでいられないことくらい、
ぼくもわかっているから
ぼくはかっこよくないけど
かっこよくないままでいられないことくらい、
わかっていてね
覚悟しておいてね ....
ノックされた窓を開けると
季語が突然入りこんでくる
飾るべき言葉の、持ち合わせがないので
自分勝手に寂しくなってしまう
決められた五線譜に決められた音をのせて
決められた拍手が返ってくる
 ....
どこへ行くの
と、聞くので

おれの中へ、おれ自身へ
と、答えたら
牛は

モウ〜とひと鳴きして

とてもつまらなさそうに
空へと消えていった
 

 空のナイフを持て余し、いつでも誰かをぶっ殺すような覚悟で歩いていく。狭い空の色を覚えているかい?薄曇りの麹町は細切れになってしまったがそれはそれは不安なほどきれいな紫。向こう側を望んでば ....
{引用=
世界中の子が
いっせいに
赤い風船
飛ばしたような
お空です。}
世界中の子が
泣くでしょう。
こんな夕日の
赤い日は。


{引用=なくしたものを
思い出し
空 ....
覇気の無いアルバイトがゴミを捨てに来る


ゴミ袋の中を漁り糧とする黒猫が居る


しばらくして、中毒、あるいは病で死んだ黒猫が居る


亡骸を群れてついばむ鴉が居る


食べ ....
ぼくはきみが好き

きみはだれかに夢中


ぼくと
きみと
産み出された生命と
だれかと
4はバランスが悪いね

ぼくはきみが好き
きみが好き
きみがだれかと笑うなら

 ....
校庭の上を二匹の犬がじゃれあっている
雲から目玉がずり落ちて魚のように転がっている

喫茶店に入るための口実
そこで見たものは10年前に見えなかった双眼鏡に写っていた
武田鉄矢のような男が問 ....
復活祭に同席していた  レ ギ ー ネ   が
          キルケ ゴ ー ル に
        愛着を込めて頷きかけた  日
 パブロ・ネルーダ が  マチルドの 夏の 中で
   ....
世界の果てへ
何かを求めて彷徨い歩くあなたのいない世界は
とても広くとても果てしなく
私にはとうていはかりしれないもので
誰かの名を呼んでも  届くことはない
           幾日も幾日も霧の中 ....
右目の具合がとても悪くて
海の半分は紫に染まりました

群青の端っこが零れてしまいそうで
左目は心配をしておりました

きみの瞳で水平線を眺めて
夕日が沈まぬ東の海を嘆きました

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
摂理明楽208/10/8 12:53
稲穂の実る頃青い風5*08/10/8 12:49
さよならの詩caleha1108/10/8 11:38
一葦[group]伊月りさ3*08/10/8 11:30
影のない犬小原あき9*08/10/8 10:45
聞こえないようにつぶやいてBOOKEN...008/10/8 10:22
あなたへの最初のお願いみなた008/10/8 8:46
であること草野春心008/10/8 8:15
よくみると桜 葉一408/10/8 4:46
ブルースカイヒロシ108/10/8 3:25
斜路小川 葉2*08/10/8 1:18
木屋 亞万3*08/10/8 0:53
鳥の言葉短角牛008/10/8 0:48
気にするな空吉岡ペペロ508/10/8 0:47
ふと思い出と108/10/8 0:38
あきのかぜ608/10/8 0:37
消去[group]伊月りさ3*08/10/8 0:34
花びらかいぶつ208/10/8 0:28
いただきます!そらの とこ7*08/10/8 0:18
そういうわがままゆうと4*08/10/8 0:07
用法霜天608/10/7 23:47
草野大悟308/10/7 23:38
サイレンとバタフライ雨を乞う1*08/10/7 23:38
赤い風船亜樹308/10/7 22:45
路地裏物語梨玖108/10/7 22:42
強制排除相羽 柚希1*08/10/7 22:25
学校に行きたいパラソル108/10/7 22:25
MEGUMI#2の楽譜《81》柴田...108/10/7 22:04
世界の果てへ 小鹿野ばんび...108/10/7 21:58
海猫のゆうべ[group]しろう008/10/7 21:33

Home 戻る 最新へ 次へ
3973 3974 3975 3976 3977 3978 3979 3980 3981 3982 3983 3984 3985 3986 3987 3988 3989 3990 3991 3992 3993 3994 3995 3996 3997 3998 3999 4000 4001 4002 4003 4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.12sec.