サンチェがぼろぼろ(たれ(もれもれ)て(ぬれぬれ))
重力がなければ
ハーモニーはとてもうつくしい

カラつきマヨネーズが未練なく
手紙のためのストックもちりぢりと
こだしこだし乳化してい ....
母親に抱かれた赤児は 
空に響き渡らんばかりの声をあげ 
全身で泣いている 

泣くことは、生きること。 
だというように 

ほんとうは大人になっても、
黙ったふりで、泣いている。  ....
人間観察が大好きなあなた方なら風呂上がりに1度は
鏡に映る自らの裸体をその標的とし、弛んだ二の腕から諦めの早さを、
薄気味悪い作り笑顔から社交性の無さを見出し
遣る瀬なさを抱えながら決心を先延ば ....
ダメダメダメダメダメ
イヤイヤイヤイヤイヤ
ムリムリムリムリムリ

良い事なんか一瞬も考えられない
嬉しい事なんか少しも起きない

朝だから無理
昼だから無理
夜だから無理

日 ....
潮の香りがする





ふつり、と
食い込む仕草を

男だという



それに合わせ
ざらついた表面が騒ぎ

私は
頬を赤くする



その一連 ....
立ちすくんだ私の頬を
ゆっくりとつたう
何かが、わからなくて
くわぁっと声が漏れる

 
    ※

 
あなたの電話の声は、
どこか戸惑いの輪郭を描く

触れることのない寂 ....
 
条件は無限にある
とすれば限られた
ひとつだけのような気がして

説明はできない
瞬きと瞬きの間に
なつかしい確信があって
ただそれだけのような気がして

つぼみのまま茎を折る ....
投げ出したチェリーパイ
散乱したキッチン
崩れ落ちた何か

衝動的に飛び出した
立ちすくむ君を残したまま
罪悪感の欠片も無い

だってもうイヤなの
サクランボにはウンザリしてたの
 ....
とめる、もの

今こころにあるもの
何もないので 何もかけないのであった

生み出せない まずしいこころ

休めば また いきられると おもった


わたしは怠惰に 恐怖する
星降る夜に      刹那の時が流れる
           それは        キラキラキラキラ   眩いほどに輝いて
僕の瞳に映し出された
           なんだかとても    切なくて苦 ....
 闇の中に伸びる道を
 照らす月が
 くねりと曲がって
 宙ぶらりんの僕の
 首を絞める
 半月にぶらさがって
 砂漠のかなたへ飛び越えよう
 何かを
 戒名を残すくらいなら
 青ざ ....
終わりは
すべて哀しいものだと
いつかあなたは
示したけれど

確かにわたしは
時刻をひとつなくしたけれど、

なくさなければ
始まることのなかった
時刻のなかで
わたし ....
携帯電話を右手に持って
駅に向かってる

携帯電話をズボンの左ポケットに入れて
噴水の横で待っている

ストラップを短く持って
くるくる回してみたりする
居心地が悪いね今日は
ど ....
深夜のタクシーに
ゆられてテイクアウト家まで

弾ける花は満開に咲き
宙空に舞う、翼ひろげて

夢いっぱい
何も知らない
無力さに気付く

笑顔いっぱい
自分の小ささに気付く
 ....
無邪気ではなかった
大人、そう
そうすることでしか立ち上がれない
きみが貶した街に立つ

軽やかな構成を切り離したい
上顎が
切り離したかった
きみを溶かす
舌が
強力に吸いついて ....
地上に近い山腹に棲む黒い鳥は

道しるべとなる糞を落とし

小動物に住処を教える

澄んだ源流まではあと3000マイル

骨は武骨で歯は鉈と化す

曇りがかった悪路を不自由そうに飛 ....
あやまち時代を非結晶の氷にはりつき1gを求める
伝統的な慣習国際法の観点を物的被害は平行法は武力衝突のレベルに視細胞層の晴れていれば
禁止悲哀が現地住民は毎日自力で長距離を歩いて
大股びらきは水 ....
《《《 カーテンの隙間から偶然きみと目が合った

    きみが出てくると最初から判っていた気がして    

    目をそらすことも挨拶をすることも出来なかった 》》》


大気姿勢 ....
お湯三昧
食物三昧
歩き三昧
買物三昧

人気の無い温泉街
夜は何もない
ドテラの男4人
仁王像

紅葉する桂
北を向く寺
南を向く寺
私の先祖の地
「明るい私」を演じる日々に疲れて 
休日は体を丸めた蓑虫となり 
布団に包まる 

{ルビ転寝=うたたね}の間に 
夢の運転席で僕はハンドルを握り 
並走する左の車線に 
追いついてきた ....
きみに口づける、わたし

隔たったところ
から、きみに
触れる、
そのように
わたしは
死んでいく、その時間がきみの
顔に刻まれて、きみの
顔において、わたしは
死んでい ....
今 世界中の人に向かって叫びたい!!

俺の精一杯の

恋物語を見てくれ!!

見てくれ!!

これが俺のすべてだ!
黄昏に頬杖ついて

中身の持たない独り言
聴こえぬように
聞かれぬように


水面のか細い光の先を
なぞる視線も定まらず
虚ろに泳ぐ溜め息吐息
覚らぬように
悟らせぬように

 ....
音もなく

無窮の果ては闇に落ち

虚空の下で

{ルビ貪婪=どんらん}な渇きは癒えず


玲瓏たる

銀の雫に月は盈ち

秤の上で

静謐な{ルビ焔=ほむら}を煽る
 ....
これらのものは


いつ

どこの海から


どんな国の風景をめぐり

どんな雲になって


空を流れ


今、僕の頬に降るのだろう



指先に伝わっていく雨 ....
山を歩かなくても
高山植物をいくつも
見つけることができた
お花畑だった
小さな草木が
つける大きな花

青い花が好きだった
眩しいくらい明るい
白や黄の花よりも
吸い込まれるくら ....
{画像=080410233222.jpg}

風よ、おまえは犬のようだ。

ぼくの足に戯(ジャ)れついて走り回る、

おまえは犬だ。

6月の風はプードルだ。

サマーカットが夏 ....
電柱に絡まった布
木々に張りついている葉
記号の描かれた旗
小さな波を立てる海

君の影だけが 風に揺れない
昔々
あるところに
お爺さんとお婆さんが住んでいました
お爺さんは山で光る竹に見とれるばかりで
芝刈りはしていなかった
お婆さんは川で流れる桃を見送るだけで
洗濯はしていなかった
そんな ....
今年還暦を迎える両親は

つまりは六十年生きてきたのであって

僕はもう二十五になったけど

初めてプレゼントを贈ってみた

あまりうるさくない赤色のマフラー(でも本当はストールってい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地を蹴るさわ田マヨネ008/10/12 11:53
泣いていいよ 服部 剛508/10/12 11:52
私の言葉は公共物であるキリギリ108/10/12 9:45
ネガティブkei99008/10/12 6:23
うみ山中 烏流8*08/10/12 4:59
マザー さくら14*08/10/12 3:47
恋のようなもの小川 葉508/10/12 3:28
全部君が悪い・・・。りぃ108/10/12 1:55
とめるもの実夜008/10/12 1:51
刹那小鹿野ばんび...008/10/12 1:46
月の陰伊那 果208/10/12 1:16
意味調べ[group]千波 一也21*08/10/12 1:08
まちあわせたりぽん(大...608/10/12 1:05
青い僕。黄色の風船。相羽 柚希008/10/12 1:00
帰郷[group]伊月りさ3*08/10/12 1:00
雷魚の世界 ④crowd208/10/12 0:54
ふらんした構造と投身せつない日は暮れる《81》柴田...208/10/11 23:13
至上の愛 Part40*08/10/11 23:07
信州ペポパンプ4*08/10/11 23:02
夢の道路 服部 剛7*08/10/11 23:00
きみに口づける、わたしは隔たったところからこもん308/10/11 22:50
俺の恋物語fuji108/10/11 22:08
ほおずき見崎 光208/10/11 21:34
ヘルメスの月[group]朱雀2*08/10/11 20:37
3*08/10/11 20:10
ソーラーパネル木屋 亞万2*08/10/11 16:24
風よ、おまえは[group]beebee7*08/10/11 15:55
2カフカ108/10/11 15:05
アリとキリギリス皆月 零胤1408/10/11 15:00
短角牛108/10/11 14:49

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