無数の 魚たちが 沈みゆく
月光を 浴びて 銀色に 輝いて
すーっと 静かに 落ちて ゆく
ぎっしりと 魚に 満ちている
ウロコの涙を ポロポロと 落としながら
銀色の 悲涙のごとく
細長 ....
            081017


横を向いて歩いていった
強者達が
立ち止まり
上を向いて
叫ぶ
ユーフォーだ!
ユーフォー!

駄洒落の神様
怒り出す
強者共をつ ....
即興で作られた天井から雨漏り
そして飛行機に乗って銃撃する夢に酔った
鉄分を含んだ汗が苦いのに
どうして電気をつけてくれないの
頭の中から放たれていく白い繊維
そうだよそれこそ雲だったんだよ ....
言葉少なに伝えることと
抽象的に伝えることは
全く別物

無理やりひねり出した言葉より
考えに考え抜いた文章より
言いたいことだけ書き殴った詩のほうが良かったりもする

でもどれも伝わ ....
物干し竿に並んだ肉を持たない白の骨たちは
濡れたカシミヤのセーターが掛けられるのを待っている
あるいは真白いワイシャツでも
季節はずれのノースリーブでも良いのだけれど

記念写真を撮 ....
うみのうえで
きらきら
きらきら

右手も
左手も
えがおいっぱいのV。
 ・
 。
 ・
 ・・・・・
 。。。。。

V、したい。

左腕
だめみたい。

右手 ....
その中年男性は、まだ少し油っぽさを残した額を光らせながら
街の暗く入り組んだ路地の突き当たりの二階に居た
秘密に仕立てられた魅惑的な部屋
彼は都市型仙人と呼ばれていることを知らない
迷路は迷い ....
静かで力強く穏やかな景色を前にして
この仮面を脱いで惚けている
間違わないように、崩れ落ちてしまわぬようにと
危ぶまれる時々に
薄い木叢に透かして見える文明の雑音と
止まない川音とのあわいに ....
雨にさえ取り残されたこの灰色の殻の中には
心地よさにも似た悲しみ、
急ぎ足の夕焼けを追いかける時の心が満ちていて
言葉にならない言葉たちの反響がふざけ合っている
外殻を打ちつけるつぶての丸い表 ....
「ああ私達もう終わりね」
そう移ろう木々が囁いていた
人生の挽歌を唄いながら
僕らの終焉を見送る様に

木枯らしのもたらす冷たさが
君の手を凍えさせているのに
もう僕は君の手を握る術を知 ....
だれかに渡した
ことばが迷子
あーとか
うーとか
声だけ響く

いっつも
いつも
たどたどしいこと言ってるねえ
ちかづいた
さあはりきって間近
チ カ チ カ
ちか 力になりた ....
すると僕は肺になる。イエスしか言えないほどの、肺になる。

今夜も夜に出会えた。自然にはない自然な光が力を見せる。自転車で駆ける僕は、むせぶ幹線道路をスッとヌけ、大好きな静かな住宅地に肺る。幹線 ....
花のように
性器をさらし
相手を見つけることが出来るのなら
どんなに楽だろう
きこえない
きこえない声を
ずっとぼくはさがしている
なんのたよりもないから
なんにもできていないけど
ずっとぼくはさがしている
空と海とのすきまかなんかに
ひっかかっているような気 ....
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく



分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ....
降るみどり 降るみどり
天の曲線
鏡面の黄泉
しずくをすぎる
たどりつかない重なりの
降るみどり 降るみどり


人はとどまり
音は昇る
響きは何を重ねたいのか
感じなく ....
私が死ぬ時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が生まれる時と同じように

私が眠る時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が起きる時と同じように

私が夢から醒める時 ....
犬よ

お前は言葉を話せない

それでも私はお前が好きだ

だからこそ
好きでいられるのかもしれない

犬よ

お前はどういう気持ちで私に近づいてくるのだ

私は相思相愛だと ....
らむねのビン色したビー玉を
プレスして、スライドしてゆく
あの頃さえ 擦り切れて
道の中に染みてゆく

よるに出会えば
あさに割かれて
走りだせば時間と今が
からだからすりぬける
か ....
魚は水に

鳥は空に

私はあなたに

それが本当の居場所なんです
  ペアで連詩

  「紙ヒコーキ」
          17ピース&ペポパンプ合作

くだらない情報に僕らの毎日は{ルビ溢=あふ}れていた
カップラーメン食って
そ ....
狂ってない、今日も正常に動いてる




君は一生籠の中
皆に愛でられ息絶える

僕は一生溝の中
皆に嫌われ息絶える

「世界が平等」だと
唱える人がいるのなら
大声で否定し ....
ひとつの自信がわたしを暴く
押し出す日中に
無防備な顔は灼かれていて
爛れたままで外出をする
十月の風が痛みを冷ます

脱いでいる
わたしの鱗粉が付着しなくとも
きみは変わらず胸を張り ....
風の強い日には
ため息、宙にばら撒いて
ただ遠くまで届けばいい
その胸潰れるまで
吐き出したムジカ
霧のように消えた

夏草色の景色
もう忘れようかな
黒い服に身を包み
光のように ....
つうか 買いものがえりのいちじく
にしんを三枚 ひらきまして
えぐるのです つまり私は
あとに残した いいわけ
ショートケーキならどんなにでも
ショートケーキだと知っております

つまり ....
遅かれ早かれ気付くだろう
あの時犯した過ちとその意味に

遅かれ早かれやって来るだろう
別れと始まりの繋がりが集う箱の中

遅かれ早かれ味わうだろう
きっと誰もが彷徨う長い夜を

遅 ....
 
本家の夜更け
障子のむこうの影を
目で追いながら
人の鼾と鼾を調和させ
命のありかを探すように
それらの影と音は
まだ幼い眠りの夢のように
瞬きを絶やさず生きのびていた

これ ....
CMで流れるあらゆるラブソングが
(もしかしたらラブソングじゃなかったかもしれないけど)
今はまだ隣に居ない君をキンモクセイよりも強く匂わせる
僕を取り巻く全てが君を求めて夜が永くなる
間違い ....
知らないうちに
窓の外が雨になっていて

そして知らないうちに
雨は止んでいて

私は変わらず
想っている


雨が生まれる
辺りのことを

そこに住んでいるであろう
人た ....
今夜は満月だとニュースが伝えた。
風呂に入る頃にはそんなことは忘れていた。
ふと窓を見ると月光が曇り硝子の向こうに見えた。
何の気なしに窓を開けた。
しばらく月を見ていた。
十字架のような形 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
沈魂guchi_...008/10/17 0:49
聴こえないふりあおば5*08/10/17 0:34
右の窓から抜け出してしまったのKETIPA108/10/16 23:33
じゃあこの詩はどうなんだ?真紅108/10/16 23:25
十月十六日午前八時のハンガー[group]しろう108/10/16 22:11
V、したい草野大悟308/10/16 22:00
都市型仙人HTNYSH...108/10/16 21:45
妄想家の仮面108/10/16 21:44
雨つぶて208/10/16 21:42
色彩aidani...408/10/16 21:33
reflecting telescope take2あすくれかお...4*08/10/16 19:47
High詩集ただよう108/10/16 19:21
108/10/16 19:21
創書日和「声」 きこえない声[group]ゆうと1*08/10/16 19:04
デジタル時計小原あき19*08/10/16 19:02
降り来る言葉 XXXIX[group]木立 悟108/10/16 18:14
無題渡辺亘108/10/16 18:11
犬と愛情高橋魚108/10/16 17:33
スライドショー唐草フウ4*08/10/16 16:10
居場所ゆきこ108/10/16 14:07
チョコレート同盟企画第九弾 「紙ヒコーキ」ペポパンプ5*08/10/16 12:58
僕は影三奈5*08/10/16 11:10
粧飾[group]伊月りさ4*08/10/16 10:34
beautiful danceくろね4*08/10/16 10:25
はなしさわ田マヨネ208/10/16 9:14
イーヴンBOOKEN...008/10/16 8:33
本家小川 葉508/10/16 3:42
雪の香りがする頃に智哉008/10/16 2:30
松本 涼108/10/16 1:40
一番嫌いな人種真紅108/10/16 1:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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