どこまで行ったら、安心できるのか
僕は知らない
俯瞰図は、耐えられずに大気圏で燃えてしまった
切な過ぎて
未確認生物を探すしか手が無い
谷川俊太郎の言う孤独はさわやか過ぎる
本当は ....
先週、私は救われた
私の親友はその前の日救われた
救われる友を私は羨望の眼差しで見送った
大きな世界に勇ましく旅立っていく友
自分の番など永遠に来ないのだろうと思っていた
....
平たい海
穏やか過ぎて
生きてることが
煩わしい
貨物船が
買ったばかりの
絵具を広げながら
弁当箱みたいに泳いでゆく
潮風のしょっぱさは
ゆで卵のようだ
茹ですぎたパスタ ....
ごめんね
終電すぎちゃったのなんて
知ってて黙ってたの
だって離れたくなかったもん
嘘ついてない、黙ってただけだよ
ほんとは
悪いなんて思ってない
だってあなただって ....
空を見てる
いつもより幾分柔らかい眼で
オレンジ色の空を見ている
幸せで、悲しくて
涙を落としたくなるような心持ちで
夕焼けを眺めている
例えば ....
幾百の時を超えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたが触れることの出来なければ
何の意味も無いのです
幾千の時を越えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたに ....
初期設定のままの彼の着信音、
きみの名前を叫んで駆け出した フォーティファイブ。
だいすきなひとを傷つけて臨んだ平和は荒野のそれだった。
青いプラスチック、カメラのファインダー。
....
ここは8階
誰の害にもならないタバコを捨てて
ベランダから隣の人が飼ってる鳥が見える
私が飼っていた鳥は死んでしまったから、もう鳥を飼うことはない
誰かを愛したいと思っても、愛 ....
14歳のリストカットとか
俺にはギャグにしか思えない
その計り知れない悩み
や悲しみ
分からない
分かることできない
スマン、
俺も君と同じく
現実見てないんだ
テレビ見てるんだ
....
人が足で
顔を踏みつけ
話しも聞いて
貰えない。
自分は正しいと
思っているらしい
完璧はありえない
仮想大国
洗脳された頭
愛を忘れた言葉
身に沁み込んだ優しさ
規則は ....
隣のおじさんが
動いている音
階段を上り
こんこんと何かを打つ
僕も一人でないことを知る
午前7時半から一言も
発言してない
午後5時7分前
心の中で今日も言い続けた
6時ごろ妻が帰 ....
まだ残暑厳しい午後の事です
蒸し暑さに喉をやられて
ちゃぽん、という音が部屋を埋めて
洗面器にビィ玉が1つ沈みました
わたしが落とした物ではありません
洗面器は横たわるわたしの ....
もしも
花弁が落ちたなら
終わりましょう、
きょうを
あしたを向いて
もしも吐息を
こおらせたなら
呼び直しましょう、
水の微熱を
いのちの名前を
....
愛を込めて皮肉をいっても、そう通じない
私がされて嬉しいのは、否定であれ肯定であれ、的確に表現されたときである。
私の言葉は人を怒らせる
私の皮肉は人を黙らせる
お喋りがし ....
格子書いて 三つ並べ
へのへのもへじの筆ならし
あいらぶゆーと破れたハート
急いで消して照れ笑い
赤面もののポエムがならび
消え去る文字に安心あんしん
去る さったさる ものま ....
ムダに夜更かししたくなる。
うれしいからね。
仲直りのキッカケが見つからない。
探してないからね。
そうかそうか、幸せになれよな。
オレのアトにな。
うそじゃないって。
そう ....
暗闇降りしきる草いきれ
最強のネズミに狙われながら
小型かつ軽量
持ち運び可能な大惨事
プア・ホワイトの白ウサギ
遠い故郷
働き者の日本人を思いだし
受けた命に異を唱える
輝く ....
僕の脳裏に落書きしたのは、誰ですか。
もう、男か女かわからなくて。
どうして、こんな落書きをしたのでしょう。
いくつも、いくつも。
塗り重なれて、最初に書かれたコトバはわからな ....
踏み外した のでなく おちていた。
晴れていた のに ぬかっていた。
ハンドルに力が入ったのは、 思い出したから
前を見ていた のに 何が映っていたの
坂道は ....
虫が鳴いている
宇宙の鈴の音たてて
星の音色で
鳴いて鳴いて鳴いている
ぼくたちは遥か旅人で
セックスだけではないもので
結び結び結ばれているのだ
宇宙の ....
僕はまるで
死人のようだ
poemの詩
ではなく
deathの
死だ
何の意味があるのかと
流したいつかの涙より
僕の情熱は
冷たくなってしまった
大切な事を伝えるために
どんな ....
指先から入る
表面張力の
弾力にはじかれて
はじかれるうちに音もなく
入ってゆく
指の骨の
白い洞窟のすきまから
声が降る
あの声もその声も
白く堆積する
カルシウム ....
私の言葉で
どれだけの人を傷つけただろう…?
私の言葉で
どれだけの人を救えたのだろう…?
儚くも未熟な私の言葉
私の夢は
あらゆる人の寂しさや
憤りや
悲し ....
虚言癖の少年が膝を抱えてロッカーに沈む
鏡の中で暗闇を笑うその唇は月の鬱屈に鳴く
空白は色を失った兎のようにふらふらと漂う
滑る黄色を懐かしむその瞳に痛みをそっと、
....
互いの輪郭を際立たせて
秋晴れの下で対峙
真白いオブジェと青空
特異点となって風景に楔を撃っている
オブジェとしてしか存在できないから
存在意義をまだあらわにしていないから
....
そんなふうに
できたかもしれないのに
しなかったことが
いいと思う
しようとしたのかもしれない
けれでも
窓辺の通路がなくなるから
しょうがなく
しなかったと思う
それ ....
デリバリー・ピザのスクーターがどうしようもないエンジン音を響かせて街路を乱暴に駆け抜けるとき
君は安物のアルコールの酔いに侵され遅れた右足にイラついてい ....
几帳面でまじめ
比較的穏やかで優しい
そして一途
私は違う
こんなのは私じゃない
って
知ってるのは私だけ
昨日の私も
きっと明日の私も
....
手をつなごう
君が雲の向こうに行っても
僕はその手を探し出し
しっかりと
しっかりと
握り締める
手をつなごう
君が苦しいときに
助けを求める相手は ....
風
風が吹いてくると
潮のにおいがしないかと期待して
きっとそんなことはないんだろうと
わかってはいるのさ
東京 東京
なんてさ
てぃん とぅん てん とぅん
聞こ ....
3956 3957 3958 3959 3960 3961 3962 3963 3964 3965 3966 3967 3968 3969 3970 3971 3972 3973 3974 3975 3976 3977 3978 3979 3980 3981 3982 3983 3984 3985 3986 3987 3988 3989 3990 3991 3992 3993 3994 3995 3996
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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